想い起こせば もう4年も前のこと
2004年5月から2019年4月まで 15年間いた浪商ビルの事務所を解約した
当初は事務スペースと撮影スペースを分け
そして一時は事務スペースに 3名のデスクが有った
順調に右肩上がりだった その後も続くと思っていた
ところが2008年の秋 “リーマンショック”
それからは撮影の仕事が減った 生きた心地がしなくなるほど
それでも2010年からは知人の会社に協力してもらえた
プラッグと事務所をシェア 何とか2018年末までやってきた
2019年が始まり 部屋探しを始めた
そして引越し先は 浪商ビル向かいのワンルーム（藤和新川コーポ）
階下には亀島川が流れ 同じ街とは思えないほどの静かな部屋
敗北感もあったが “前向きな撤退”と考えを変えた
何もかも 今までの物を捨て去り
一から出直すための “心の整理”
そして浪商ビルの原状回復に疲労困憊していた心を癒すため
そんなタイミングには適していたほど
狭く 静かな 閉ざされた部屋だった
そして時間だったと思う
しかしクリエイティブな思考にするには
撮影の仕事をして行くには
もう一度場所を変える必要を感じた
